【原田篤志さん】結局自分が将来どうしたいのか、どういう生き方をしたいのかを見返してみることが大切!

今回は、今まさに会社員からフリーランスへと新たなチャレンジを始めている原田篤志さんにお話を伺ってきました。

 

なぜ会社員からフリーランスへの道を踏み出そうと思ったのか、どのようなきっかけや想いがあるのか。

原田篤志さんが、今考えていることを伺っていきます。

何がしたいか」よりも「何だったらお金を稼げるか」で仕事を探していた!

ーまず最初に、自己紹介も兼ねて現在の活動について伺ってもよろしいでしょうか?

 

原田篤志さん(以下、原田さん):はい、原田篤志と申します。今ちょうど4月に勤めていた会社の退職を決めまして、5月からIT系のフリーランスで働くということを決めて活動を進めております。(収録は2020年の4月)

今は、コロナの影響で案件がそれほどなく、じたばたしている状況なんですけれど、自分で案件を見つけながらどうやって稼いでいけるかというところを探っている状態です。

同時に勉強する時間も見つけて、学びを深めるということもしています。

 

ーありがとうございます。まさにこれから新しい一歩を踏み出すといったタイミングですね。そんな原田さんのキャリアの始まりについて伺いたいと思います。

 

原田さん:最初は飲食業で正社員として働いてました。ホールをやったり、レストラン形式でしたので、夜の時間帯にはカクテル・ドリンクを作っていたりしました。

イメージしやすいのは、イタリアン系のレストランを思い浮かべていただけると良いかと思います。

 

ーそうなんですね。そちらの会社に就職を決めようと思ったのは何かきっかけがあったんですか?元から飲食業界に興味があったとか?

 

原田さん:それがですね、大学まで遡ります。静岡の大学に単身で行っていたんですけれども、大学2年のとき、引きこもりを経験しまして。

外に出るのもお金おろすか体調が悪くなって病院へ行くかくらいで、夜にこっそり出かけるみたいな事をやっていたんですけれど…。それが2年ぐらい続いて、なんとかバイトなどで世の中にちょっとずつ復帰をしながら大学に戻ってはいたんです。

 

けれども、どうも大学の学業に対して必死になれませんでした。情報系の理系の学部だったので、卒業研究を提出しないと行けなかったんですね。そして、卒業研究をやるためには、ある程度の単位を取っておかなければいけない。

結局、単位が足らなくて、教授に自主退学と除籍どちらが良いかと言われて…じゃあ自主退学で、ということで退学をすることになってしまいました。笑

 

退学したら何もやることがなくなってしまい、大学を卒業したという肩書きもないので、新卒の方と同じような就活はできない。とりあえず働かなければ生きられないなという思いが強かったです。

本当に働かなきゃ!とよく考えていました。「何がしたいか」よりも「何だったらお金を稼げるか」という思考でしたね。

 

元々接客業とか人と話すこと自体は好きですし、楽しかったんですよね。ドトールコーヒーでバイトしていた時も4年ぐらいずっといて、常連のお客様との関係も培っていてすごく楽しかったです。

 

他にも、お酒や料理など食に関する興味もすごく強くて。それ掛け合わせた時に飲食業界かなと。

当時は飲食店やスーパー・デパートの地下お惣菜屋さんなど出来合いのものを売るような中食業界で就活をして面接を受けていました。書類通過や面接のご縁があったのが、たまたまそこのレストランをやっている会社でした。

 

ー食への興味というのは昔からお持ちだったのですか?

 

原田さん:そうですね。母親が高校くらいまで専業主婦で、毎日料理を作ってくれたり頑張ってくれていたんです。必ず毎晩汁物は1個作るとか、魚は出すようにするとか、あの手この手でいろんなメニューを出してくれていました。

 

そういう背景もあって、高いものを食べに行きたいというよりは、食べるのであれば美味しいもの、ちょっと手を加えてみてたものが良いと考えていました。そういえば、自家製でソーセージも作ってましたね。

20歳を超えるまでは、本当に宅配ピザも食べたことがありませんでしたね。ピザを食べるとしたら、レストランで食べるか家で食べるかという発想でした。

 

今思うと、家庭の環境によって食へのこだわりができていたのかなと感じます。

 

ーなるほど!もしかしたら、イタリアンのお店に行ったのも、ピザの影響があるかもしれないですね。

 

原田さん:そうかもしれないですね。笑

 

ーお仕事始められてから、原田さんが入る前に考えていた飲食業界と、入った後の飲食業界の違いは何かありましたか?

 

原田さん:お客様との接し方は、居る時間が長いので密になるのかなというのは予想通りでした。

しかし、今まで管理してもらう側からバイトを管理する側になると難しかったです。今までは、自分はバイトだから、すでにいる社員の方と相談して働きかたを考えてきたんですけれども、今度はこちらが音頭を取っていかなければいけない。

 

ベテランのバイトと新人のペーペーだとパワーバランスがうまく取れなかったりするんですね。

右も左も分からない中で、休憩を回したりするのに言い返されて折れちゃったりして。その辺の関係性の作り方っていうのは元々考えていたよりも大変だったかなと感じました。

 

ー入った時期も違えば、年齢もバラバラですよね。新しく入った方が年配の方で、長い方が若い方で。もちろんのその逆もあると思うんですが、上手く手綱を握るというか、コントロールするのって難しいですよね。

 

原田さん:手綱を握るというのは辞める直前まで難しかったです。どちらかと言うと、いかに協力してもらえるかですね。働いている期間が長い人には、持っている知識を活かしてもらう。

一方、こちらはちゃんと管理しなければいけないところを伝えながら、どこで折り合いをつけるか、というところは苦戦していたかなと思います。

 

ーご自身の興味もおありだったそうですが、働かないと生きていけないということで、「自分が何をしたいか」よりは「自分に何ができるか」という視点で飲食業界のお仕事を始めたというお話でしたよね。

実際に働いて、収入を得ることによって変わっていったこともあるんじゃないかなとお話を伺って感じましたが、どうでしょうか?

 

原田さん:そうですね。飲食業にいた頃は本当に働くことに必死でしたね。どうしても朝10時の開店前から、夜遅いと閉店が11時になることもあったので、それから片付けを始めると日付を回ってから帰ることもザラにありました。

帰って軽く晩酌して寝る。朝すぐまた仕事場に向かうという生活でしたね。休みが週に1日か半日ぐらいの感じだったので、休みの日はぐったりしてて。。

 

ーお話を聴いていても、本当に休むためだけの休みだったというのが伝わってきます。

 

原田さん:がむしゃらに働くと言うか、ただ働くためにというところではありました。今考えるとどうなんだろうって思いますね。

そこで学んだことに、人への接し方や問いかけ方っていうのはあると思うんですけれども、働き方として学んだことは何かあったのか。正直、今はまだ答えが出しづらいなと思います。

 

ーそちらの仕事はどれぐらいされていたんでしょうか?

 

原田さん:2年ぐらいですね。働き始めて1年半ぐらい経った頃には、転職を考えていたと思います。当時、朝から晩まで働いてるリズムでもすでにキツイのに、店長会議が深夜2時ぐらいからあったりするんですよね。

閉店後にどこかの店舗で店長や社長が集まって今後の方針などを決めていくっていうのをやっていたんですね。それが、朝4時までやっているんですよ。

 

自分が店長になって管理側になったことを想像した時に、寝る時間もないっていうのは…。そこまで時間を割いてまで飲食店でやりたいっていうのがなかったんですよね。

働かなければいけないという気持ちで行っていたので、自分のお店を持ちたいとか、こういう店を作りたいとか目標もないままでずっと働いていました。

 

そんな中で、深夜に店長会議が行われているのを見て、このままこの労働時間でこんなことをしていたら、身体を壊すな。いや、その前に精神ボロボロになるな、と感じていました。

普通の働き方、いわば週休2日の働きかたにした方がいいんじゃないかと考えたのが一番大きなきっかけですね。

基本的に面白いことや新しいことが好き。IT系はその要素が強いと思っていた!

ーそこからは条件面で会社選びをされていたということでしょうか?

 

原田さん: そうですね。週休2日の条件に加えて、自分に営業力がないなと感じていたので、営業とかで探したらいいかなという軸ですね。

 

ーそのような軸を元に、どのような企業に転職されたんでしょうか?

 

原田さん:もともと大学の時に情報関係だったこともあり、 IT 系の企業に転職しました。 基本的に面白いことや新しいこと、知識が好きと言うか。そうすると IT系って新しいものを作ったりとか新しいアイデアで何かを生み出したりっていうところが強いので、そこに対する興味は昔からありました。

 

ーそれが大学の学部選びにつながったということですね。転職する時に思い出したんでしょうか?

 

原田さん:転職のエージェントの方から紹介してもらった中の1つとして、これだったら話が全くわからないということではないということで、IT系の企業に転職しました。

転職してからは、保守サポートを担っていました。システムを売っている会社だったので、それを使ってもらっているお客様からの問い合わせ対応や、社内の調整が主な業務ですね。

 

ー飲食業からIT 業界だと、僕からすると全く違う業界のイメージがあるんですけれども、そのあたりについてはどのようにお考えでしたか?

 

原田さん:そうですね。業界はガラリと変わるのですが、僕の場合は大学の時に色々やっていたので、まだ用語が分かるかなという感じです。

お客様相手だとそんなに専門的な用語は必要なかったんですけれども、お客様に聞いた内容を開発にフィードバックする場合は、何をして欲しいのかをちゃんと伝えてあげないとお客様の思った通りに事が進まなかったりしてしまうのは大変なので。

そうした時に用語が分かっていると開発の人間にすっと伝えやすいですね。

 

あとは、俗に言うアルゴリズムの考え方はあったんで、話はしやすいかなと思いました。

 

ー2つのお仕事を経験されて、それぞれこういうポイントが自分に合ってたなというのはありますか?

 

原田さん:飲食業の時はお客様といかに接するか、目の前の人にどう喜んでもらおうかというのを考えたりして、話し方を工夫したりするのは自分に合っていたなという風に思います。

ITの時は、知識を自分の中で落とし込んでそれを相手に伝えるところは、ある意味凝り性みたいなところがあるので合ってましたね。

その過程でマニュアルを作ったりしましたけれども、マニュアルを作る最中で試行錯誤しながら内容を詰めていくのは楽しかったです。

 

ープロセスの整理とかそういったことが得意なんですね。

 

原田さん:そうですね、あとは知識のフィードバックと言うか。自分が知ったことを相手に分かりやすく伝えることで、その方の理解度が上がったりですとか。

それによって何かプラスを生み出してあげられるというところは良かったかな。またそれに気づけたというのが大きかったかなと思います。

 

ー昔から情報を集める知識を増やすということをよくされていたんですか?

 

原田さん:あんまりそんな自覚はなかったんですね。本を読むのは好きだったんです。本を読むのも小説が好きでしたけれども、雑学とかクイズものだったりとかそういう読み物らしい読み物ではない本を読むのも好きでしたね。

 

ーストーリーを楽しむというよりは知識を増やすことを楽しむというな感じでしょうか?

 

原田さん:半々ですね。ストーリーを読む中で、ミステリーみたいな感じで途中で全てのものが繋がって「ハ!!」というのも好きだったりするので。笑

頭の中で色んなものが紐付いたりするっていうのがすごく好きなのかな。

 

ーなるほど。ちなみに、そちらの IT関係の企業ではどのぐらいお勤めされていたのでしょうか?

 

原田さん:4年ちょっとぐらいですね。システムに詳しかったのが僕だけだったので、結局分からないことがあったらこちらに飛んでくるというような状況になっておりました。部署が変わったりは、特にありませんでした。

結局、将来どうしたいのか、どういう生き方をしたいのかを見返したとき、フリーランスという生きかたが合っていた!

ー頼りにされてるということですね。そこから次のステップに行こうと思ったきっかけが気になります。伺ってもよろしいでしょうか?

 

原田さん:1番大きかったのはいつまでこれを続けないといけないかなという風に思ったことです。元々いた会社が利益重視の考えかただったので、ある意味数字として公平な評価はしてもらえるんですけれども、サポートって数字になりづらい部署ではあるんですよね。

その中でどのように偉くなっていくのかを考えていたときに、自分としては相対してるお客様に喜んでいるかっていうのと、持っている知識をフィードバックすることで、より自社のシステムを円滑に使っていただくのか、そういったことをしていく必要があるなとは考えていました。

 

ただ、一方で会社に求められる部分と自分が伸ばしていきたい部分がどうも一致しないなという事にちょっとずつ気づき出して。会社で偉くなればなるほど、自分の時間を使わなければいけなくなっていく。

 

それを考えた時に、結局自分が将来どうしたいのか、どういう生き方をしたいのかというのを改めて見返そうと思ったんですね。将来、家庭を持った時に、家族のために時間を使いたいとも思っています。

また、自分は知識とか経験とかそういったものはいっぱい身につけたいというタイプなんですけれども、それを時間がないとかお金がないとかっていう理由で諦めるのも嫌だし。

そう考えると、会社員として働くところにはどうしても限界が出てくるかなと。会社員というのは会社のルールに則ってやっていかなければならないのが大前提なので。

 

1人の個人として価値があり、自分でコントロールできる働き方や生き方が1番望んでることではないかという風に考えるといつまでもサラリーマンではいられないな。自分個人として稼げる価値のある人間にならなければいけないなと思って、そこをどんどん詰めていくとフリーランスとして踏み出すことを決断しないといけないと考えました。

 

ー色々と考えてご決断されたのですね。

 

原田さん:結構、悩みに悩みましたけどね。サラリーマンならではのメリットというのも、もちろん絶対ありますし。フリーランスになったこともないですし、両親兄弟も全員会社員やってるんですよね。そうすると誰も体験をしてないので、わからないことばかり。わからないから不安もたくさんあるんですよね。

 

その不安の中で、どうしよう?というのは凄くありました。自分の中の迷いというか、踏ん切りづらかったというところはありますね。

 

ーその悩みをこえて決断をされて、これから新しい一歩を踏み出して行かれるわけなのですが、これからのことを聴いていきたいと思います。

 

原田さん:僕自身が自分でどうしたいか迷って行動していく中で、フリーランスという働き方があるんだと知りました。その上で、調べたり行動したりして今の決断にいたりました。

最終的に決断ができるかどうかは、入り口にちょっとでもきっかけがあるかないかというところが非常に大きいと思うんです。

 

特にサラリーマンしか知らない時は、サラリーマンで力をつけてやらなければいけないということしか分からなかった。同じように、サラリーマンの世界しか見えなかったり、自分にできることの可能性に気づかず、止まってしまう人もいると思います。

自分が持ってる知識や経験を、立ち止まっている方へきっかけとして与えることで、見識を広げる入り口を作る手伝いが出来て、そういう人たちを増やす手伝いをできれば。より良い選択につながるようなお手伝いが出来ればなというのは考えております。

 

ーいいですね、きっかけ作りというのは僕も共感するところです。

 

原田さん:まだ漠然としすぎちゃっているので、まだまだ勉強かなと思っております。ただ、こういう形で喋るとなかなか思いの丈が色々と詰まってるなというのが自覚できました。

喋ることで自分の考えを再確認できるのは良いですね。聞いてもらえるのがとてもありがたいなと思います。あとは、こんな遠回りしてる生き方が役に立てれば幸いだなと思います。

 

ー原田さん、素敵なお話をありがとうございました。

ヒトの働きかた図鑑ラジオ

インターネットラジオ局RadiCroさんで放送されている「ヒトの働きかた図鑑」。

第6回にご登場いただいた原田篤志さんには、今まさに会社員からフリーランスへと新たなチャレンジを始めているエピソードを語っていただきました。(2020年6月9日に放送)

 

音声でお聴きになりたい方は、以下のアーカイブからお楽しみください。

RadiCroさんへはこちらからどうぞ!
http://radicro.com/program/hatarakikatazukan.html

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